1949-09-08 第5回国会 衆議院 農林委員会 第46号
ことに基準年度をいずれにとるかということを考えてみますと、一層これは議論が起つて來るのでありますが、何分インフレ時代でありまして、やむを得ずこのパリティー指数によつて米價をきめて参つたのであります。
ことに基準年度をいずれにとるかということを考えてみますと、一層これは議論が起つて來るのでありますが、何分インフレ時代でありまして、やむを得ずこのパリティー指数によつて米價をきめて参つたのであります。
○井上(良)委員 私の伺つておりますのは、一応事務当局としての御意見と、いま一つは米價審議会の決定といいますか、政府に対しての答申になつて來ると思いますが、その答申は参考として承りますか、それとも大体その答申の態勢によつて米價を新しく考えて行こうとするか、これが非常に大事になつて來ます。
それとも米價審議会に対して、あらかじめ農林省、あるいは物價廳の案を提示して、それによつて米價審議会が審議するのか、一体どこに重点を置かれて米價審議会の運営をやつて行かれるのか。その点をひとつ明確にお聞きしたいのです。これは食糧廳と安本の両方から御返事を願いたい。
それがためにあらゆる階級からお集まりを願つて、米價をどういうふうにきめて行くかということを御相談申し上げようとしておるわけであります。 なお次にお尋になりましたいろいろの問題でありまするが、これはまことにいずれも重大な問題であります。
しからばその場合におきまして、米價がどういう関係になるかということでありまするが、現在やつております方式は、ただいまお話のありましたように、いわゆる農業パリティー方式によつて米價を算定しておるのでありますが、先ほど申しましたような、今後の物價の見通しであるということでありますならば、勢い農業パリティー指数を從來のように大幅に上げるということは、あまり考えられないと思うのであります。
○井上(良)委員 いまひとつ根本的な方向として、從來パリティー指数によつて米價を算定して來たのですが、これによるよりほかに適当な計算の方法が見つからぬ。
成る程パリテイー計算によつて米價は漸次上つて行くけれども、税金は上る、生産費も上るという工合で、農家の純所得がだんだんに少くなつて行く状況になつておる。
○中川(以)政府委員 補助金を打切つて米價の大幅の改訂をするというような考え方は、ただいまのところでは持つておらぬのでございます。
よしこの小作料を値上げいたしましてもパリテイー計算によつて米價を起算するのでありますから、決してこの米價を上げるというようなことはないと、かように考えておるわけであります。(拍手) 〔淺沼稻次郎君登壇〕
小賣價格が変更されて來ると思いますが、そうなると、為替レートの設定によつて米價がかわる。あるいはまたその他の政府が今上げようとする理由によつてかわる。さらにまた今度はバツク・ペイによつてかわる。三段構えになるように考えますが、その場合はどうなりますか。
從つて、米價は生産費價格にすることが最も望ましいのでありますが、現段階においてこれが許されぬとすれば、当然別途な方途が立てらるべきであります。肥料、温床資材、土地改良、土工組合等には相当額の予算を計上すべきであります。追加予算にこれらが除かれたと聞く北海道並びに単作地帯の農民は、いかに失望落胆するか、私はあまりの腹立たしさに、涙の出る思いがするをのであります。
從つて賃金ベース引上げに伴うて諸物價改訂ということが行われますれば、それと関連して考えらるべきものでありますが、御承知のように今のままで、そういうことがない場合におきましても、いろいろな意味において物價高騰によつて米價が変動するということがあれば、通常の状態においては來年——いつも六、七月ごろですが変更が起り、それによつて農家に対しては追加拂いをするというようなことになると思います。
從つて米價問題に関係いたします質疑はこの程度で終了しておきたいと思いますが、どうでございますか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
從つて、私は先ほどの都会の労働者の実質賃金にやみ價格を見ておつて、米價にやみを見ないのはおかしいということにつきましては、即座にそれであるからこうだというふうには言えないのではないかというような、まあこれは私の私見でありますが……。
ただパリテイ形式を採用いたしましたことは昨年同様の、いわゆる日本のおかれております特殊的事情によりまして、政府としてはパリテイ方式をもつて算定をいたしましたが、最初に申し添えておきましたように、その中には從來國会側が強力に御希望になりましたような、スライド制が若干加味されたパリテイ方式をもつておりますから、昨年よりは一歩前進をしている方式によつて米價の算定が行われているというふうに私は思つているわけであります
かかる論理からすれば、消費者價格を据置きにすれば差益は生せず、從つて米價問題は起らない筈でありますが、米價問題は消費者價格とは直接の関係なく、物價改訂と同時に問題とされねばならないのであります。それは農家に対する恩恵的乃至救済的な政策としてではありません。價格統制理論の以然の帰結であり、供出制度と公定米價の下において、農業再生産を確保するための絶対の要請だからであります。
そこでこの農業改良局にいたしましても、そういつたふうな農家の各戸の経済、農村経済の問題と不可分の関係にあることは申すまでもないことであつて、米價の決定といつたふうなことについても大きな問題があるわけでありますが、特にこの際申し上げたい点は、麦や馬鈴薯の價格の決定がないために、東京附近でもそうでございますが、各地の情報を聞きますと、相当たくさんの量がやみの方へ流れておるというのは、いくらに買つてくれるかわからない
從つて米價との関係は別なものになるということに御了承を願いたいと思います。
第二の点の價格の点でありますが、これもたびたび御議論がありましたところでありまして、私どもといたしましては、やはり本年度もパリテイ計算による方途によつて米價を決定してまいりたいと考えております。しかしながらその内容におきますいろいろな品種、いろいろなウエイトについては十分合理化してまいりたい。
○永江國務大臣 ただいまのパリティ計算のことでありますが、パリティ計算によつて米價が決定いたしますことは、私どもはそれによつて農民をだましたとは考えておりません。あくまでも二十三年度の米につきましても、パリティ計算が採用されると思います。
そういう状況に対して、新聞等でも或いは御承知かと思いますが、先般全國農民大会が五月の二十五日に開かれまして、それから今日まで全國の農民の代表が東京に留つて、米價の問題或いは税金問題等について、連日議会なり政府或いは司令部方面に対して運動を継続しておるような有様であります。
しかるに、御承知のごとく政府は、二十二年度以降パリテイ方式な画一的な机上計算方法によつて、米價を決定し來つたのでありますが、その結果は、米價が他の商品に比較して、かなり低價格に固定されているのであります。
○井上委員長 農林委員会はこの災害対策をさらに愼重に審議したいのでございますが、本日は本会議で大藏大臣の財政演説がございますし、なお農林委員会から、各派共同提案によつて米價調整に関する案件、並びに農藥取締法案が本会議に提案されることになつておりますので、本災害並びに病害等の被害による対策の問題につきましては、明後木曜日にさらに続開をいたします。